11日、奈良県生駒市内の国道で、国道を進行していた路線バスと、道路に隣接するコンビニエンスストアの駐車場から国道側に合流しようとしていたワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。
奈良県警・生駒署によると、事故が起きたのは11日の午後2時ごろ。生駒市鹿畑町の国道163号線で、奈良交通が運行する路線バス（鹿ノ台北1丁目発、近鉄学園前駅行き）が交差点に差し掛かったところ、道路に隣接するコンビニエンスストアから国道側に合流しようとしていた68歳の男性が運転するワゴン車と出会い頭に衝突。この事故で双方のクルマは衝突部位を中心に大破した。
バスには乗客と乗員合わせて12人が乗っていたが、77歳の女性が座席から投げ出された際に左肩の骨を折る重傷。乗客3人と運転手の合わせて4人が打撲などの軽傷を負っている。また、ワゴン車を運転していた男性と、後部座席に同乗していた67歳の女性がいずれね骨折などで重傷。助手席に同乗していた7歳の女児にケガは無かった。
現場には信号機が設置されているが、ワゴン車は国道側が青信号の際に合流を試みようとして事故にあったものとみられる。警察では業務上過失傷害容疑で双方のドライバーからケガの回復を待って事情を聞く方針だ。