トヨタは15日、『エスティマ』のパーキングブレーキなど2件のリコールを届け出た。
04年7月から今年2月までに生産した『エスティマ』、『ノア』、『ヴォクシー』、『エスティマハイブリッド』の合わせて3万6612台は、パーキングブレーキペダルの踏みしろ調整ナットを固定する別のナットの締め付けが不足している可能性があり、最悪の場合、ナットが外れてパーキングブレーキが使えなくなる。これまでの不具合把握件数は9件。
また、01年3月から11月までに生産したエスティマハイブリッド、4388台では、DC-DCコンバータ(電圧変換装置)の配線端子が不適切。このため、寒冷地など高い電気負荷をかけて長期間走行すると、配線かしめ部に酸化物が生成され、最悪の場合は断線して補機バッテリーへの充電ができなくなり、走行中にエンジンやモーターが止まって再始動できなくなる。これまでに4件の不具合が見つかっている。