乗客を放置し、バス運転手同士がケンカ

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大阪市交通局は14日、今月9日に、客を乗せて運行中だった路線バスの運転手同士が互いの進路を巡ってトラブルとなり、乗客を放置して口論や暴行を行うという不祥事が起きていたことを認めた。同局では当該の運転手に対する処分を検討している。

大阪市交通局によると、運転手同士のトラブルが発生したのは9日の午後6時25分ごろ。大阪市住之江区新北島1丁目付近にある住之江営業所で、この営業所を出発した路線バス(住之江営業所発、出戸バスターミナル行き)が、前方の府道が渋滞していたために営業所の出入口付近に停止していたところ、対向車線側を進行してきてこの営業所に入ろうとしていたバスと進路が交錯した。

営業所に戻ってきた方のバスに乗務していた43歳の男性運転手はクラクションを長く鳴らすとともに、窓を開けて「曲がりにくいだろう」などと怒鳴った。営業所から出発しようとしていたバスに乗務していた60歳の男性運転手はこれに激怒。バスから降りて相手車両に駆け寄り、窓の外から相手の腕を強く引っ張るとともに、怒鳴り声を上げて“応戦”した。

腕を引っ張られた運転手は背中に痛みを訴えて自ら携帯電話で119番通報を実施。この際に「相手から襲撃されてケガをした」と告げたことから、警察にも通報内容が転送され、救急車だけではなくパトカーまで出動する騒ぎとなった。

警察は「事件性なし」と判断して引き揚げたが、負傷した運転手は乗務の続行を拒否。周囲の通行を妨害するという警察の判断もあり、バスは2台とも営業所内に一度引き上げ、その後に別の運転手と交替した。

トラブルに気づいた営業所の職員が飛び出てくるまでの約1-2分、双方のバスに乗っていた客(営業所から出る方に15人、入ろうとしていた方に5人)は完全に放置されていたという。

同局では「運転手のトラブルで乗客の皆様には不快な思いをさせた」として、両運転手の処分を検討しているが、双方は「相手が悪い」という主張を崩しておらず、処分までは曲折も予想される。

《石田真一》

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