飲酒運転の末の民家突入に実刑判決

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飲酒運転の末、運転操作を誤って民家に突入し、就寝中の女性をクルマではねて死亡させたとして、業務上過失致死や道路交通法違反の罪に問われた37歳の男に対する判決公判が16日、福岡地裁久留米支部で開かれた。裁判所は被告に懲役6年の実刑を命じた。

問題の事故は5月5日の午前1時10分ごろに発生している。福岡県久留米市三潴町福光付近の県道にある丁字路交差点を乗用車が直進。交差点に隣接する民家に飛び込んで、そのまま家屋内部を破壊しながら進行し、就寝中の79歳女性をはね飛ばし、ようやく停止した。女性は病院に収容されたが、事故から約1時間後に死亡した。

運転していた男はクルマを捨てて逃走したが、その後に逮捕されている。事故当時は酒に酔った状態だったが、覚せい剤を所持しており、これの発覚を恐れて逃走していたことが後の調べで判明している。

16日に行われた判決公判で、福岡地裁久留米支部の高原正良裁判官は「被告は酒気帯び運転と覚せい剤の所持発覚を恐れて逃走した」と指摘。その上で「犯行の経緯や動機は反社会的であり、酌量の余地はみじんもない」と述べ、被告に対して求刑通りとなる懲役6年の実刑を言い渡した。

《石田真一》

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