【スバル レガシィの本質を探る!】その1 上質な動的品質を備えたクルマ…河口まなぶ

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【スバル レガシィの本質を探る!】その1 上質な動的品質を備えたクルマ…河口まなぶ
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スバル『レガシィ』がユーザーにもたらすもの…それはいうまでもなく走りの感触の素晴らしさが生み出す豊かさで、この部分がレガシィのプレミアムカーといえる所以だ。

水平対向エンジンとAWDという、世界的に見ても独自のメカニズムを組み合わせ、じつに長きに渡って熟成させてきたレガシィ。結果、それはレガシィというクルマにおけるアクティブなイメージはもちろん、現在販売されている現行モデルでは走りに独自の味を感じさせるものにまで高められたといえる。

水平対向エンジンとAWDのコンビネーションは、レガシィの走りにまず、高いポテンシャルを与えている。直4ユニットよりも低い位置に搭載される水平対向エンジンは、低い重心を可能とすることで運動に有利な資質を作り上げると同時に、AWDの全天候下での確実な駆動力と安定性を確保してくれる。まずこの2点でレガシィは、他のセダンを平凡なものとするほどの差を生み出しているのだ。

さらに水平対向エンジンとAWDは、ドライバーが受ける感覚をほかとはまったく異なるものとしてくれるだけの素地を持っている。

独自のサウンドを伴いながら滑らかに回り、力を生み出すエンジンは、レシプロエンジンでは得られぬ感触を伝え、AWDを基本とするからこその運動性能の高さは車両挙動をより積極的な味付けとするときの大きな保険となる。結果、そこにはミドルクラスのセダンおよびツーリングワゴンながらもじつにスポーツ性の高い走りが構築され、かつ独自のメカニズムによる味がプラスされることで、ほかでは決して味わえない感覚が出来上がるのだ。

これをレガシィは長年に渡って磨いた。そして今、現行モデルでは感触のひとつひとつをきめ細やかに仕立てている。こうして生まれたのが、冒頭で記した走りの素晴らしい感触が生み出す豊かさなのである。

昨今、我々は自動車の走りに対し「どれも同じ」という感覚を持つようになった。しかしレガシィにそれは当てはまらない。走る…ということを強く意識させ、そのときの感触を存分に味わえる…これぞまさにレガシィならではの、プレミアムな動的品質そのものである。(つづく)

《河口まなぶ》

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