シャープが高速画像処理LSIを開発

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シャープは、業界で初めてカメラ入力インターフェイスを搭載し、動画像のリアルタイム処理が可能な高速画像処理LSI「画像検知エンジン」を開発し、2006年2月から量産出荷すると発表した。
 
車載カメラは、視界確保による安全性向上のため、クルマ1台あたりの搭載台数の増加が見込まれているが、複数の車載カメラからの情報を目視すると、かえって安全確認がおろそかになるため、車間検知や標識検知など、画像処理と組み合わせることで運転者の認知を補助するシステムの需要の拡大が期待されている。
 
同社はこうしたニーズに対応するため、今回画像処理用に最適な独自アーキテクチャーと専用回路設計によって高速画像処理LSIの画像検知エンジンを開発した。
 
このLSIは、業界で初めてカメラ入力インターフェイスを内蔵しており、入力画像のリアルタイム処理を1チップで実現した。車載カメラとの組み合わせによって後側方監視、車線逸脱監視などの車外安全確認や脇見防止などの車内安全確認の装置を、コンパクトにシステム化できるとともに、危険や異常を検知したときのみ警告する、高度な運転者アシスト機能の実現が可能となると、している。
 
また、「周囲のクルマの検出・車線の追跡」や「ドライバーへの危険通知による障害の回避や衝突時の被害軽減」、「駐車中の車両周辺監視や車内監視」など、車載カメラによる様々な高速画像処理のニーズに役立つ。
 
サンプル価格は4200円。

《レスポンス編集部》

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