包丁男に対し発砲! でも命中したのは…

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25日深夜、香川県丸亀市内の県道で、脱輪事故の復旧代金を巡ってJAF職員と男が口論となり、これを制止しようとした警察官に男が包丁で襲い掛かる事件が起きた。警官は男に向かって拳銃を発砲したが、これが同僚警官に命中する誤射が発生している。

香川県警・綾南署によると、事件が起きたのは25日の午後10時40分ごろ。これに先立つ午後10時ごろ、丸亀市綾歌町栗熊西付近の県道で41歳の男が運転する乗用車が側溝に脱輪する単独事故を起こし、これの復旧要請を受けたJAFの職員が現場に急行した。ところが復旧代金の支払いを巡り、男と口論に発展したことから職員が警察に通報した。

これを受けた同署員は現場に急行したが、男は車内に隠し持っていた刃渡り17cmの包丁を振りかざし、43歳の巡査部長に襲い掛かってきた。巡査部長は拳銃を構えて、男に対して「包丁を捨てろ」と要求した。ところが男はこれに従わず、前進を続けたため、巡査部長は拳銃1発を発射した。

これが男の脇腹をかすめ、さらには後方にいた30歳の巡査に左足に命中した。男は軽傷を負い、巡査は全治3カ月の重傷を負っている。路上に倒れこんだ男は別の警察官2人が取り押さえ、公務執行妨害と銃刀法違反で現行犯逮捕してといる。

警察では男が暴れ出した経緯について調べを進めている。また、発砲については「正当な職務だったと考える」としているが、誤射に発展したことについては「今後の調査を待ちたい」と話している。

《石田真一》

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