坂でクルマが動き出し、女児がはねられ死亡

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26日、兵庫県神戸市灘区内で、路上に駐車していた乗用車が運転者不在のまま動き出し、降車中の3歳女児が開け放たれたドアに当たって転倒し、タイヤに頭を踏まれる事故が起きた。女児は病院に運ばれたが、脳挫傷が原因で間もなく死亡した。

兵庫県警・灘署によると、事故が起きたのは26日の午前8時30分ごろ。神戸市灘区城の下通1丁目付近の市道で、31歳の女性が幼稚園前にクルマを止めて降車。運転席側から助手席側に手を伸ばし、同乗していた3歳の女児を抱きかかえて降ろそうとしたところ、突然クルマが動き出した。

女児はこの直後にクルマから飛び降り、路上に1人で立っていたが、開け放たれたドアがこれを直撃。女児は転倒して路上に倒れこみ、頭をクルマの右前輪に踏まれる状態となった。女児はすぐに近くの病院に収容されたが、脳挫傷が原因で間もなく死亡した。

警察ではクルマを運転していた女性から業務上過失致死容疑で事情を聞いている。クルマはAT車で、女性は「降車時にサイドブレーキを引いた」と主張している。だが、現場は緩やかな坂道となっており、しかもクルマのシフトレバーはニュートラル位置だったため、何かの弾みで動き出して止まらなくなったらしい。

《石田真一》

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