【スズキ スイフトスポーツ詳報】その3 MTもATも楽しめる

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【スズキ スイフトスポーツ詳報】その3 MTもATも楽しめる
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新型『スイフトスポーツ』には従来の5速MTに加え、新たに4速ATがラインナップされている。5速MTは2速から5速までをクロスレシオとし、ギヤ比を近づけることで小気味よいシフトワークが可能となっている。

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スイフトスポーツのミッションを開発したスズキ トランスミッショングループの祖母谷 聡和さんは「スイフトのマニュアルミッションは、スムーズなシフトチェンジができるよう、フリクションロスを抑えたシフトケーブルを採用し、2速にはダブルコーンシンクロを採用しています。基本的にはフリクションを減らしながらも、剛性感を高めています。さらに、クラッチも強化しておりますし、トルク容量も1.8リットル車レベルまでアップしています」とコメント。

実際にスイフトスポーツのマニュアルミッションは非常に扱いやすい。フリクションが少なくスパっスパっと入るのだが、あいまいなところがなく、キチッと思ったところにシフトレバーを導いてくれる。これならシフトミスを犯す心配は少ないだろう。

そして新たに設定されたATにも注目して欲しい。祖母谷さんは「ATは専用にファイナルレシオが下げられており、全体的にローギヤードな設定になっています。さらにトルクコンバーターの特性をチューニングしていますので、加速時には力強さを感じていただけるともいます」とコメント

事実、スイフトスポーツのATは、かなり加速重視に仕上がっており、引き締まった感じがする。シフトアップのタイミングも、多少引っ張ってから変速するので、自然にスポーティな走りが楽しめる。

シフトレバーのパターンは標準車と同じゲート式だが、このゲートは各ギヤのポジションがわかりやすく非常に使いやすい。これならマニュアルモードやステアリングスイッチがなくても、ATでじゅうぶんにスポーツドライビングが味わえるだろう。

「スイフトスポーツはマニュアルが当たり前」と思っていたが、意外にATでも走りを楽しむことができた。購入する人は、悩ましいトピックがさらにひとつ増えてしまいそうだ。(つづく)

《岡島裕二》

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