フォード、サプライヤーと新たな協力関係を構築

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フォード・モーター・カンパニーは、戦略的に重要なサプライヤー間で、世界規模での協力体制の強化に向け、相互の利益拡大、技術開発を推進するために必要となる持続可能なビジネスモデルの構築を目的とした新たな長期契約を締結したと発表した。
 
「アラインド・ビジネス・フレームワーク」と呼ばれるこの契約は、フォードと契約サプライヤーの双方にとって有益なビジネス・モデルを確立するためのもの。今回の契約には、技術開発の関連コストの前納を段階的に導入すること、部品調達のほかのデータの透明性の拡大など、今後の協力体制の強化に向けて策定されたビジネス手法に関する詳細な合意事項を包括的に規定した。
 
フォードでは、契約の一環として、契約サプライヤーとの取引を大幅に拡大する予定だ。
 
フォードのトーマス・K. ブラウン上席副社長は「今回締結されたアラインド・ビジネス・フレームワーク契約は、フォードと契約サプライヤー企業各社が関与する革新的な双務契約であり、双方にとって、より強固で持続可能なビジネス・モデルを生み出すことができる契約で、フォードがサプライヤーに対してのみ進化することを要求しているのではなく、フォード自身も進化することを要求されている」とコメントしている。
 
フォードは、第一弾としてオートリブ、デルファイ、ジョンソンコントロールズ、リア、マグナ、ビステオン、矢崎総業と契約した。今後も卓越した技術革新力を持ち、品質、コスト、配送の面でフォードが定める一定の基準を満たすサプライヤーとは、数カ月以内に契約を締結する予定だ。

《レスポンス編集部》

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