4日、埼玉県さいたま市北区内で、酔い潰れて路上に倒れていたとみられる43歳の男性がクルマにはねられて死亡する事故が起きた。事故を起こしたクルマは逃走していたが、後に23歳の女が自首している。
埼玉県警・大宮署によると、事故が起きたのは4日の午前1時35分ごろ。さいたま市北区東大成町1丁目付近の市道で、酔い潰れて路上に倒れこんでいたとみられる男性がワゴン車にはねられるのを通行人が目撃した。男性は近くの病院に収容されたが、全身を強打しており、間もなく死亡した。
ワゴン車はそのまま現場から逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始していたが、同日の深夜になってから23歳の女が友人に付き添われて同署へ出頭。容疑を大筋で認めたことから業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕している。
警察の取り調べに対し、女は「何かに乗り上げたことには気づいたが、まさか人だとは思わなかった」などと供述している。だが、当時の状況に目撃証言との食い違いも確認できることから、警察では女を追及し、事故発生の経緯を解明したいとしている。