日産、アスベストを1999年まで使用

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日産自動車は、1996年3月に、国内向け生産車両へのアスベスト含有部品については1994年末までに切り替えを終了していると公表していたが、このたび1995年から1999年の間に国内工場で生産した国内向け車両16万5804台に、アスベスト含有部品が使用されていることが新たに判明したと発表した。

この部品は、部品メーカーのマーレテネックスが生産したエアクリーナー、オイルクーラーのパッキンで、期間中に生産された『ADバン』、『キャラバン』、『アトラス10』など複数の車種に採用した。ただこれらの部品は通常時は装置に固定されており、アスベストの飛散の可能性は無いと、している。

同社はマーレテネックスから9月26日に報告を受けた後、日産社内で事実関係の確認を行い、現時点で判明した内容を発表したとしている。

該当する部品は、2004年10月1日施行の「労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令」で、製造、使用などが禁止されているアスベスト含有製品の対象では無い。

同社は隠蔽した事実を否定した上で「今回の調査により、これまでの公表内容が不適切な情報開示でありましたことをお詫び申し上げます」としている。

また、サプライヤーに対し納入部品の品質・設計基準を定めた「日産エンジニアリング スタンダード」を設け、1994年9月にはアスベスト含有部品の使用を禁止しているが、今後も基準の遵守を徹底するよう努めると、している。

同社ではサプライヤーに対し、アスベスト含有部品の納入状況に関する総点検の実施、及び結果報告を求めており、必要に応じて適宜公表すると、している。

《レスポンス編集部》

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