三菱自動車は、新開発のプラットフォームと新開発パワートレイン(エンジン、トランスミッション)を搭載した新型ミッドサイズSUV『アウトランダー』を、17日から全国の系列販売会社より新発売する。
アウトランダーは、衝突安全性や剛性を高めた新世代プラットフォーム、低燃費・高性能のアルミブロック製2.4リットル「MIVEC」エンジン、6速スポーツモードCVT、電子制御4WDを搭載。さらに『ランサーエボリューション』で培った技術を採用することで従来のSUVを超える“胸のすく走り”の実現を目指した。
また、荷物の重さや大きさによって使い分けが可能な上下開閉式テールゲート、スイッチ操作により折り畳みが可能なワンタッチタンブル機構セカンドシートなどのユーティリティに加え、必要に応じてプラス2名の乗車が可能な床下収納式サードシートを装備した7人乗り仕様も設定した。
三菱ではアウトランダーを、走りと使い勝手とを両立させた“本格オンロードSUV”であると定義する。
環境性能は、平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★)を実現。平成22年度燃費基準+5%レベルもクリアし、グリーン税制に適合している。
アウトランダーを生産する水島製作所(岡山県倉敷市)では、新開発プラットフォームの生産対応として生産ラインを約10年ぶりに一新した。新開発2.4リットルMIVECエンジンを生産する滋賀工場(滋賀県湖南市)も機械加工と組立ラインを新設して最新鋭設備を導入した。
MMDS(Mitsubishi Motors Development System)に則った厳格な開発プロセスと、生産ラインでのISQC(In Stage Quality Creation)による多段階品質チェックを中心に、品質向上に関する体制を充実させたという。
またアウトランダーは、日本産業デザイン振興会の主催する2005年度グッドデザイン賞の商品デザイン部門において、「グッドデザイン賞」を受賞した。
価格は235万2000円−266万7000円、販売目標台数は2000台/月。