「リチウムイオン」がハイブリッド向け主流…小吹トヨタ常務

エコカー 燃費

トヨタ自動車の小吹信三常務役員は17日、都内のホテルで開かれた「2005東京国際自動車会議」のハイブリッド技術に関するセッションで、ハイブリッド車用の2次電池について「2010年にはリチウムイオン電池が主流になる」との見通しを示した。

現在、トヨタおよびホンダのハイブリッド車ではニッケル水素電池を2次電池に採用、事実上の世界標準となっている。リチウムイオンは次世代2次電池と位置づけられているが、コストなどの課題がある。

小吹常務役員は、「今後、ハイブリッド車がよりヘビーデューティになる過程で、ニッケル水素電池は限界が来る」と指摘。「高い出力密度が実現できるリチウムイオンが主流になる」と述べ、世代交代の時期が2010年前後になるとの見解を示した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  3. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
  4. ウィラーエクスプレス、2026年春から高卒採用を開始…免許全額会社負担、独自のキャリアプランを発表
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る