日産自動車の志賀俊之COO(最高執行責任者)は18日、都内のホテルで開かれている「2005東京国際自動車会議」での質疑応答で、軽自動車の販売について「品揃え拡大の重要性は十分認識」していると言及、今後、調達拡大の可能性を示唆した。
日産は2001年にスズキからのOEM調達により軽乗用車市場に参入、その後、三菱自動車からも商用車と乗用車を調達している。最近では月間1万台規模となるなど、販売を伸ばしている。
志賀COOは、軽自動車市場が順調に拡大していることからも国内営業分野では「重要な市場と認識している」と述べた。今後の具体的な方針については「現時点では言えない」としたものの、OEM調達の拡大など、新たな販売強化策の検討を進める考えを示した。