【東京モーターショー05】マツダ、直噴ガソリンのラインナップを大幅拡充

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【東京モーターショー05】マツダ、直噴ガソリンのラインナップを大幅拡充
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マツダの井巻久一社長は東京モーターショーのプレスブリーフィングの席上、「環境性能とzoom-zoomを両立させるためには、直噴ガソリンエンジンがわれわれマツダにとってベストな選択」と語り、直噴ガソリンのラインナップを大幅に拡充させる考えを示した。

マツダは現在、『マツダスピードアテンザ』に2.3リットル直噴ガソリンターボエンジンを搭載し、過給器付きハイパワーエンジンでは唯一、SU-LEV(4つ星)という高い環境性能を実現している。今後は自然吸気も含め、直噴ガソリンが主流となるようだ。

直噴ガソリンの技術を生かし、セルモーターを使わずにアイドリングストップを行う新システムも発表。停止時に半圧縮状態にあるシリンダーを選んでガソリンを噴射し着火。一瞬逆回転させることで他のシリンダー内の空気が圧縮されるさいの反発力を用いてスタートさせるというものだ。

ボッシュが数十年前に考案したアイデアだが、センシング技術その他、高度な制御系テクノロジーが必要で、実用化は相当困難とみられていた。量産車に使うことを前提とした実用化は、マツダが世界初である。3年後を目処に市販車に搭載するという。

マツダの直噴技術が、zoom-zoomをますます加速させる。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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