【東京モーターショー05】「新しい電池の開発に取り組む」と富士重工の竹中社長

自動車 ビジネス 企業動向
【東京モーターショー05】「新しい電池の開発に取り組む」と富士重工の竹中社長
【東京モーターショー05】「新しい電池の開発に取り組む」と富士重工の竹中社長 全 3 枚 拡大写真

富士重工業の竹中恭二社長は19日のブレスブリーフィングで、「どんな時代であっても、スバルは『クルマを楽しむココロ』と『走り』をメインテーマとし、そのテーマを長期的なクリーンエネルギーの時代で成立させることが、ブランドとして取り組むべき主題」と力説した。

特にガソリンエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車については、エンジンに対し電力モーターが果たすべき役割がこれから高まっていくとの認識に立ち、「自動車屋の視点・ニーズで新しい電池の開発に取り組みたい」と語った。

富士重工は2002年にNECと共同で「NECラミリオンエナジー社」を設立し、現在新しいマンガンリチウムイオン電池の開発に取り組んでいる。竹中社長によると、NLE電池は「充放電効率の高いハイパワー特性」と「長寿命」に特徴があり、また搭載自由度の高さや急速充電特性など、数多くの優位性を備えていて、次世代の自動車動力用電池として有望とのことだ。

また、新しい方向性・コンセプトを持った電池も必要とのことで、瞬間力を特長とした新しいキャパシタに注目。カネボウと共同で続けてきた研究をすべて譲り受け、実用化に向けた研究に取り組んでいるという。

現在、地球環境への配慮から高効率で、軽量・コンパクトな電気動力システムが必要であるが、その実現の最大の難関は2次電池といわれている。それだけに、富士重工の電池の研究・開発は今後注目を浴びるかもしれない。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る