東京モーターショーのプレスデー初日(19日)、国内外のメーカーによるプレスブリーフィング・ラッシュの先陣を切ったのは、伝統のアストンマーティンであった。午前9時35分、チェアマン(CEO)のウルリック・ベス氏が、まさに東京モーターショー2005の開幕を告げるかたちで第一声を放った。
「東京モーターショーは、我々アストンマーティンにとって、重要な瞬間だ」と語ったベス氏は、自らの手で『V8ヴァンテージ』のベールを取り去る。このV8ヴァンテージは4.3リットルV8エンジンを搭載。この心臓部は7000rpmで380bhpを発生し、V8ヴァンテージは最高速280km/h、0-100km/h加速は5.0秒というパフォーマンスを誇る。
横に並ぶ『DB9』、『V12ヴァンキッシュS』とともにアストンマーティンのラインアップは充実。加えて、「日本での販売拠点も増加、充実している」ことをベス氏はスピーチで強調している。
価格的には、どうしても高嶺の花的なイメージとなってしまうが、日本でも着実に地歩をかためていくアストンマーティンである。