【東京モーターショー05】ミシュラン「空気のいらないタイヤ」、日本に初登場

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京モーターショー05】ミシュラン「空気のいらないタイヤ」、日本に初登場
【東京モーターショー05】ミシュラン「空気のいらないタイヤ」、日本に初登場 全 3 枚 拡大写真

タイヤ空気圧をモニタリングするシステムをさらにアドバンスさせた技術や、パンクしてもある程度は走れるランフラットタイヤなどの開発競争が過熱するタイヤ業界だが、ミシュランは一気に「空気のいらないタイヤ」を、東京モーターショーで日本に初登場させた!

【画像全3枚】

とはいえ、さすがに当面の市販化が視野に入っているわけではなく、日本ミシュランタイヤのフランソワ・ビュッソン社長は「10年から15年、あるいは20年先の実用化になるでしょう」と、流暢な日本語で説明した。

この『Tweel』(トゥイール)は北米のミシュラン開発研究センターが開発した、タイヤとホイールを一体化したプロダクト。

ミシュラングループの技術コミュニケーション・ディレクター、ピエール・メネンデス氏は、「新しいポリウレタンとガラス強化プラスチックを使った弾力性によって、サスペンション的な機能をもたせることができた」と語る。

タイヤとホイールが一体化することで、パンクすることもなければ、空気圧をこまめにチェックする必要もなくなるわけだ。今現在の最新技術である、タイヤモニタリングやランフラットをも不要とする、タイヤテクノロジーの大転換点となる可能性を、ミシュランは追究しているのだ。

もちろん、当座の最新技術にもミシュランはいかんなく実力を発揮している。タイヤを垂直方向に固定してリムから外れないようにして、パンク時の走行継続を可能にした「PAXシステム」は、アメリカでホンダが販売する06年モデルのアキュラ『RL』で、テクノロジー・パッケージのオプションとして採用されることとなった。

今年はF1でも念願の復帰後初タイトルを獲得、1不戦敗を除いて18戦18勝を達成したミシュラン。技術への飽くなき挑戦はどこまでも続く。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 11/28【無料】CES2026予習&復習セミナー「前回レポートでの振り返りと今年の見どころを紹介」
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る