デジタルラジオとカーライフ 日産とFM東京が共同研究

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デジタルラジオとカーライフ 日産とFM東京が共同研究
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日産自動車とエフエム東京は、2006年に放送開始を予定しているデジタルラジオ放送に備え、通信と放送との融合による新たな顧客サービスの可能性を探るため、日産のテレマティクスサービス 「カーウイングス」 を利用した共同実験を開始すると発表した。

今回の共同実験では、車内での新しいカーラジオ視聴のあり方についての研究、デジタルラジオを活用した情報提供コンテンツの研究、データ放送を活用した地域密着型の情報提供サービスの研究を行う。

ラジオ放送のデジタル化によって、音質が大幅に改善するほか、音声と同時に画像を含むデータ放送が可能となる。また、視聴者と放送局が相互に情報を提供し合うことも可能になる。

このように可能性が拡がるものの、新サービスを実現するには、サービスの提供が運転の妨げにならない必要がある。

今回の共同実験では、エフエム東京が持つ放送ノウハウに基づくサービスアイディアと、日産が持つヒューマン・マシーン・インターフェイス技術を融合させることで、車室内における新しいカーラジオ視聴のあり方を検討していく。

具体的には、デジタルラジオ放送の特長であるデータ放送を活用して、視聴者が、ラジオ番組で紹介された音楽をその場で購入し、カーオーディオのHDDにダウンロードできるサービスなどについて研究する。

さらに、地域に密着しているFMラジオ局の強みを利用し、ドライバーが必要とするさまざまな地域の情報を「カーウイングス」で仲介することで、ドライブをサポートするとともに、ドライバーの消費行動などを通じて、地域振興への貢献など、ビジネスモデルについての共同研究も行う。

今後両社は、デジタルラジオとカーウイングスの連携を発展させ、より快適なドライブをサポートする新たなサービスやビジネスモデルの検討を共同で推進する。

今回の取り組みについては、26日から東京ビッグサイトで開催されるWPC EXPOの日産ブースで公開実演する。

《レスポンス編集部》

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