日本自動車工業会が発表した2005年度上半期(4−9月)の日本メーカーの海外生産実績は、前年同期比7.5%増の512万台となり、過去最高となった。国内生産は512万台で、これにほぼ並ぶ実績で、2006年には逆転するのが確実だ。
海外生産実績が過去最高となったのは、トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなどが北米やアジアで新工場を建設したり、生産能力を増強しているため。上半期はホンダ、日産に続いてトヨタも海外生産が国内生産を上回った。
北米は同7.1%増の201万台となり、初めて200万台を突破した。欧州はトヨタのPSAとの合弁工場の稼動開始などの影響で同9.6%増の78万台となった。アジアは同3.6%増の183万台となっており、大洋州を除くほぼ全地域で海外生産は増加した。