フォード・モーター・カンパニーの中国の合弁会社の長安フォード・オートモービル・カンパニーは、重慶工場の拡張工場を完了して式典を行った。
工場の拡張計画は、プレス工場、エンジン工場、組立工場を新設し、工場の年間生産能力を15万台に増強した。
式典に出席したフォードのジム・パディラ社長兼最高執行責任者(COO)は「今日の式典は、フォードが推し進めてきた中国における事業拡大計画の結果が明確に表れたもので、中国市場での事業拡大に向け今後も投資を続けていく」と述べた。
フォードは重慶に加え、パートナーの長安オートモービル・グループとマツダとともに、南京に新しく自動車組立工場とエンジン工場の建設を開始している。南京のエンジン部門および組立部門の併設工場は、2007年初めには操業を開始できる見込み。操業開始時における南京組立工場の年間生産台数は16万台の予定。
2007年までに、重慶でもさらに業務拡張をする計画で、両拠点の年間生産台数を合わせると、2003年の18倍の36万台となる。また、市場の需要にあわせて生産容量を拡大することも出来るとしている。