バイクETCモニター募集開始…一般利用者を対象

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ハンドルにバイク専用ETCのアンテナを取り付けた例
ハンドルにバイク専用ETCのアンテナを取り付けた例 全 1 枚 拡大写真

9月のハイカ販売停止以来、割引制度が全廃されていたオートバイの高速道路走行に、ようやくETC割引適用の兆しが見えてきた。国土交通省道路局有料道路課と東日本、中日本、首都の3高速道路株式会社は「二輪車ETCの一般試行運用」の募集を、11月1日午前10時から開始すると発表した。

ETC制度は6年前からスタートしているが、オートバイは専用の車載器が存在せず、現在に至るまで利用ができなかった。そのため首都圏では、この4月からバイク便や白バイなどを対象とした特定モニターを行い、オートバイへのETC適用を模索してきた。

今回の一般モニターは、3000回以上の特定モニターの通行により安全性を確認し、モニター運用とはいえ、バイクユーザーであればだれでも参加できるように、応募要件を広げた。ただし、モニター期間中は、走行できる路線が限定されているため、モニター資格に一定の応募条件がある。

応募対象者は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県在住の排気量125cc以上のバイクの所有者で、車載器取付のために事務局が指定する取り付け店に車両を持ち込むことが可能なこと。違法改造車でないこと。

モニター対象区間は、当面、特定モニター区間と同じ下記の通りだ。
・京葉道路の一部(一之江−花輪)
・第三京浜道路全線、横浜新道全線
・首都高速道路全線
・中央自動車道(高井戸−八王子間)
・東京外環自動車道全線

参加者は、車載器(6万−8万円相当)と取付工賃(約1万円)が無料。通行料は自己負担となるが、利用回数などのノルマはない。

バイクETC事務局の財団法人道路新産業開発機構のホームページ(http://www.hido.or.jp/nirin/index.html)から、応募が可能だ。当面は5000人を目処に募集を行う。

《中島みなみ》

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