エアガン発砲に脅迫容疑を適用

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北海道警は10月31日、クラクションを鳴らされた腹いせにエアガンを発射したとして、19歳の少年を脅迫容疑で逮捕した。

北海道警・札幌北署によると、事件が起きたのは10月30日の午後2時30分ごろ。札幌市北区屯田7条4丁目付近の道道を30歳の男性が運転する乗用車が走行していたところ、道路沿いにあるガソリンスタンドから1台の乗用車が強引に割り込んできた。

車間距離の保持もできていなかったため、危険を感じた男性は抗議の意味を込めてクラクションを鳴らしたところ、割り込んできたクルマに乗っていた男がエアガンを取り出し、数発をフロントガラスに向けて発砲した。弾はプラスチック製で、フロントガラスに当たって跳ね返るなどしたため、直接の損傷は生じなかったが、エアガンを構えての威嚇はしばらく続いたという。

クルマは逃走したが、被害者がナンバープレートを目撃していたことから、18歳の男性が所有するクルマと判明。任意での事情聴取を進めた結果、同乗していた19歳の少年が発砲したことが判明したため、脅迫容疑で逮捕した。

エアガンの発砲に脅迫容疑が適用されるのは異例だが、警察では「改造エアガンの事件も続発しており、被害者が恐怖を感じていたこと」、「相手に危害を加える目的で拳銃のようなものを向け、実際に使用した」などの理由が“脅迫行為”にあたると判断。脅迫容疑を適用しての逮捕に踏み切った。

《石田真一》

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