マツダは、ニュージーランドのディストリビューターのマツダ・モータース・オブ・ニュージーランド・リミテッドを完全子会社化したと発表した。住友商事が保有していた株式44.1%を買収した。ニュージーランドの販売を完全にコントロールするのが狙い。
マツダのマルコム・ディー・ゴフ執行役員海外販売本部長は「主要市場におけるブランド展開と販売網を完全にコントロールするという戦略の中で新たな布石となる」とコメントしている。
マツダ・ニュージーランドは2002年9月に投入した『マツダ6』(日本名『アテンザ』)が7つのカー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、2003年から2年連続で中型車セグメントトップの販売を続けている。2004年1月に投入した『マツダ3』(日本名『アクセラ』)も好調な販売を続けており、同国におけるマツダ車の全販売台数の20%以上を占める基幹車種となっている。