ジー・エス・ユアサ、安価な水素製造法を開発

自動車 ニューモデル 新型車

ジー・エス・ユアサコーポレーションは7日、低温でメタノールから水素を製造できる低コストな水素製造方法を開発したと発表した。名古屋国際会議場で16日から開催される「第46回電池討論会」で発表する。

メタノールから水素を製造する従来の方法は、メタノールの有機物部分を酸化させて水素を分離するため、150度以上の高温の環境が必要だった。起動に時間がかかるほか、小型化が困難などの問題があった。

新製造法は、メタノール型燃料電池(DMFC)と同じ構造のセルの燃料電池側にメタノール水溶液を供給、空気極側に空気を供給する方式とすることで、空気の供給量を従来のDMFCの10分の1程度に削減。これにより、反応温度を30-90度の低温にすることができた。自動車や家庭用燃料電池のための水素製造技術に活用できると見こんでいる。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. オランダの愛好家が10年で完全復元した、世界に1台だけのポルシェ『356A』
  5. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る