富士重工業(スバル)が発表した2005年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比3.4%減の6671億円、営業利益が同12.3%増の174億円で減収増益となった。ただ、前年の営業利益が大幅減益となったためで、当期純利益は同3.8%減の80億円と2期連続で減益だった。
期中の新車売上台数は国内が同7.9%減の11万4000台と不振だった。軽自動車の『R2』の販売が低迷しているのに加え、主力の『レガシィ』も伸び悩んでいる。海外売上は同0.9%減の15万台と低調。北米がレガシィの不振で同6.1%減となったのが主因だ。
新車販売の不振で、3期ぶりの減収となった。営業利益の増減益要因では、試験研究費の削減で62億円、原価低減で59億円、諸経費の減で51億円の増益効果があり、新車販売低迷による155億円の減益効果を打ち消し、営業利益は同12.3%増の174億円となった。経常利益は同10.2%減の135億円。