富士重工の竹中社長「航空機事業の売却はない」

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富士重工の竹中社長「航空機事業の売却はない」
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富士重工業(スバル)は8日、2006年3月期中間決算の説明会を行い、その席上、竹中恭二社長は航空機事業に触れ、「現時点では(売却を)まったく考えていない」と語った。しかし、次のように付け加えた。

「カンパニー制をとったということは、それぞれの事業が自立に向けた新しい体制に変革していくことを目指しているので、資産の効率化、あるいは収益性の改善に向けた可能性を考えていきたい」

同社の航空宇宙事業部門は今中間期、防衛庁向け製品である多用途ヘリコプターの納入数の増加や次期固定翼哨戒機や輸送機の本格的な出荷で、売上高が360億円と前年同期に比べ85億円(31.2%)増加した。営業利益についても17億円と黒字転換を果たしている。

しかし、富士重工の経営は07年3月期までの5カ年中期経営計画「FDR-1」(Fuji Dynamic Revolution-1)を修正するなど厳しい状況だ。そのことを反映してか、竹中社長は終始眉間にしわを寄せて決算発表に臨んでいた。

《山田清志》

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