【ITS世界会議05】ハイウェイパトロールの秘密兵器「Pips」

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【ITS世界会議05】ハイウェイパトロールの秘密兵器「Pips」
【ITS世界会議05】ハイウェイパトロールの秘密兵器「Pips」 全 2 枚 拡大写真

ITS世界会議サンフランシスコの展示会場カルフォルニア州のブースでは、サンフランシスコ市を中心としたITSの取り組みが展示されていた。

カリフォルニアハイウェイパトロールが展示していた「Pips」は盗難車の発見システム。パトカーで走行中、パトライトの横に設置したカメラで周囲を走るクルマを撮影し、その映像のナンバー情報を読み取って自動的に車載コンピューターの盗難車データベースに照合。盗難車と合致すると乗員に知らせる仕組みだ。盗難車データベースは毎朝、警察のセンターコンピューターからダウンロードするという。

Pipsは今年1月にSF市警の所有する2800台のパトカーのうち、15台に搭載された。説明員として立つ現職警察官は、「システムの効果は絶大」と話す。

「これまで盗難車の照会は1時間に5−6台しかできなかった。しかしPipsならば1時間に1000台程度の照会を自動的に行う。Pipsの有無で盗難車発見率が10倍は上がっている」(説明員)

Pipsと同様の仕組みは固定式カメラを利用するものでイギリスやフランスで一部導入されているが、「パトカー搭載型はサンフランシスコ市警が初。今は他の州警察でも検討しているようだ」(説明員)。

《神尾寿》

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