【ITS世界会議05】北米版リアルタイム渋滞情報サービス「511」

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【ITS世界会議05】北米版リアルタイム渋滞情報サービス「511」
【ITS世界会議05】北米版リアルタイム渋滞情報サービス「511」 全 4 枚 拡大写真

カリフォルニア州のブースでは、渋滞情報サービス「511」関連の展示が複数行われている。

511はMETROPOLITAN TRANSPORTATION COMMISSION (MTC)が運営する渋滞情報サービス。電話の自動応答音声メッセージや専用ウェブサイト「511.org」などを使い、リアルタイム渋滞情報を提供している。また、511の情報はカーナビなどにも提供されている。

渋滞情報を収集しているのはサンフランシスコなどベイエリアと周辺9カ所の郡部。他のITSサービスと同様に、アメリカでは各地方行政が独立的に運営するため、今回展示されていたものはカリフォルニア州のサービスのみだった。

リアルタイム渋滞情報は路上センサーやFASTRAKのアップロード情報など複数のデータからなり、3分間隔でアップデートされている。

511の基本的なサービスは電話による自動応答メッセージであり、これは「公共サービス」という位置づけから、携帯電話からでも通話料無料で利用できる。専用番号511をダイヤルし、渋滞情報を知りたい道路名を言えば、自動的に渋滞情報を聞くことができる。

専用ホームページ「511.org」では、リアルタイム渋滞情報をパソコン上で見るだけでなく、目的地までの到着時間や、公共交通機関との所要時間の比較、ライドシェア(相乗り)の相手募集の掲示板など、多岐にわたる交通情報サービスが提供されている。

《神尾寿》

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