日産が北米拠点をテネシーに?

自動車 ビジネス 企業動向
日産が北米拠点をテネシーに?
日産が北米拠点をテネシーに? 全 2 枚 拡大写真

日産、トヨタ、ホンダの「ジャバニーズビッグ3」はこれまで日本人が多くするロサンゼルスの南西、サウスベイ地区に揃って本拠を構えていた。しかし北米日産の本社がロサンゼルス近郊からテネシー州ナッシュビルに移ることが正式に発表されそうだ。

日産はテネシー州スマーナにメインの工場を抱えており、業務を簡素化するためにも本社機能を工場の近くに移すことを以前から検討していた。

しかしこれまで本社勤務だったホワイトカラーの中には、家族を連れて移住する事を嫌い、日産を退職する者も相当数出る、と言われており、しばらく北米日産内部では混乱が続きそうだ。

一部では日産がすでに新本社となる用地まで決定している、との報道もあるが、日産側は「まだ白紙でこれから場所などを発表する」と否定している。

今回の動きは、現地生産率が高まり日本の自動車メーカーも日本人が多く住む地区よりアメリカ社会により近い場所で機能して行く、という未来を予見させるもの。今の所トヨタ、ホンダには本社移転の話はないが、両社ともに北米での生産工場のキャパシティ増加などアメリカ社会でのプレゼンスが高まっており、いずれは日産同様本社移転の話が出て来る可能性もある。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る