7日深夜、静岡県富士内の商店や交番に小型4輪バギーが突っ込み、入口付近のガラスなどを破壊する事件が起きた。警察では指定暴力団の組員を自称する34歳の男を器物損壊容疑で逮捕している。
静岡県警・富士署によると、事件が起きたのは7日の午後11時30分ごろ。富士市鈴川東町付近にある文具店に小型の4輪バギーが突っ込み、店舗前に設置されていたシャッターと、入口付近のガラスを破壊。そのまま逃走した。バギーは約30分後の8日午前0時ごろ、富士市鈴川町付近にあるJR吉原駅前交番へ同様に突っ込み、ここでもガラス戸などを破壊して逃走した。
警察では器物損壊事件として捜査を開始。8日午前に富士市内の飲食店駐車場にバギーが放置されているのを発見した。所有者から任意で事情を聞いたところ、前夜は34歳の指定暴力団員が強引に借り受け、乗り回していたことが判明した。
警察ではこの男から任意で事情を聞いたところ、「むしゃくしゃしてやった」と容疑を大筋で認めたため、器物損壊容疑で逮捕している。