住友ゴム、砂の上でのタイヤ走行シミュレーション技術を開発

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住友ゴム、砂の上でのタイヤ走行シミュレーション技術を開発
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住友ゴム工業とSRI研究開発は、住友ゴムのダンロップ『デジタイヤ』に関連する技術として新たに「タイヤサンド走行シミュレーション」技術を開発したと発表した。砂漠や砂浜など砂の上をタイヤが走行するシミュレーションを実現させることに成功した。 

同社は従来より、精密なタイヤモデルと路面データの組み合わせにより、回転するタイヤのシミュレーションを可能にした「DRS(デジタル・ローリング・シミュレーション)」とシミュレーション領域を拡張し、実際の走行状態に近いタイヤのシミュレーションを可能にしたDRSIIを開発してきた。

また、ゴム材料そのもののシミュレーション技術である「デジコンパウンド」技術も開発し、材料開発から構造開発までデジタイヤ・シミュレーションによる一貫したタイヤ開発を可能としてきた。

今回、DRSIIに新たに「タイヤサンド走行シミュレーション」技術を追加し、砂漠や砂浜など砂の上でのタイヤ走行をシミュレーション上で再現することに成功した。このシミュレーション技術の追加によってこれまで中近東などの砂漠で多くの実車テストを要していたサンド走行性能の評価が大幅に効率化できる。

さらに、サンド走行メカニズムの解明も期待されるため、スピーディで精緻なタイヤ開発が可能になる。

《レスポンス編集部》

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