12日未明、茨城県日立市内の市道で、パトカーの追跡を受けていた2人乗りの原付バイクが信号無視の状態で交差点に進入し、交差道路を走行してきた軽自動車と出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で14歳と15歳の少年が死亡している。
茨城県警・日立署によると、事故が起きたのは12日の午前2時10分ごろ。これに先立つ同日の午前2時5分ごろ、日立市大みか町付近の市道をパトロールしていた同署・地域課のパトカーが、2人乗りで走る原付バイクを発見。ただちに停止するように呼びかけたが、原付バイクはこれを無視するようにスピードを上げて逃走。パトカーも赤色灯を点灯させ、マイクで「止まりなさい」と呼びかけながら追走した。
原付バイクはそのまま約2kmに渡って逃げ続けたが、午前2時10分ごろに日立市久慈町6丁目付近の市道交差点に赤信号を無視して進入。交差道路を右から走ってきた軽自動車と出会い頭に衝突した。乗っていた2人は衝突の弾みで路上に投げ出され、頭部を強打して死亡した。後の調べで同市内に住む14歳と15歳の少年であることが判明している。
運転していたのは15歳の少年とみられているが、当然ながら2人とも無免許。ヘルメットは装着していたが、頭部を保護する性能が無いものだったという。