故意の追突に殺意は無い…少年被告が否認

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今年8月、奈良県桜井市内の県道を走行していた原付バイクへ軽トラックを故意に追突させて転倒事故を誘発し、3人を死傷させたとして殺人と殺人未遂の罪に問われた19歳の少年に対する初公判が14日、奈良地裁で開かれた。被告は殺意を否認している。

問題の事件は今年8月5日の午後9時30分ごろに発生した。桜井市三輪付近の県道で、走行中の原付バイク2台が後方から接近してきた軽トラックが追突されて転倒。乗っていた3人が路上に投げ出され、17歳の男性が約40日後に死亡、他の2人が骨折などの重軽傷を負ったというもの。

事故から5日後に19歳の少年が逮捕されたが、取り調べの過程で故意に衝突させたことが発覚。殺意があったものと認定され、殺人未遂容疑で逮捕。家裁に送致されたものの「刑事処分相当」と判断され、地検へ逆送致されていた。

14日に行われた初公判の罪状認否で、被告の少年は殺意を否認。弁護側も「被告は自らの行為が相手の死に至るとは思っていなかった」として、殺人と殺人未遂ではなく、傷害致死と傷害罪が適当と主張する意見書を提出している。

《石田真一》

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