16日午前、青森県青森市内の県道で、凍結路面でスリップした乗用車が対向車線側に逸脱し、大型観光バスと正面衝突する事故が起きた。この事故によって、乗用車を運転していた男性が重傷を負っている。
青森県警・青森署によると、事故が起きたのは16日の午前10時5分ごろ。青森市駒込付近の県道で、34歳の男性が運転する乗用車が対向車線側に逸脱し、対向してきた大型観光バスと正面衝突した。乗用車は中破し、運転していた男性は頭部を強打する重傷を負っている。
現場は片側1車線の道路で、乗用車側からは緩やかな下り坂の左カーブ。県道は八甲田山のふもとを通る山間部のルートで、当時は強めの雪が降っており、道路は凍結と圧雪状態で滑りやすくなっていた。
警察では乗用車が凍結路面でスリップし、コントロールを失ったまま対向車線に飛び出したことが事故の直接原因とみている。