16日午前、栃木県上三川町内の町道で、信号機が設置されていない交差点を進行していた乗用車同士が出会い頭に衝突。双方のクルマが大破する事故が起きた。この事故によって2人が死亡。4人が重軽傷を負っている。
栃木県警・石橋署によると、事故が起きたのは16日の午前10時10分ごろ。上三川町五分一付近にある信号機の設置されていない町道交差点で、64歳の男性が運転する乗用車と、27歳の女性が運転する乗用車が出会い頭に衝突した。
この事故によって双方のクルマは大破。64歳の男性が運転していた乗用車は右側面がえぐり取られるように破壊し、運転していた男性と同乗していた64歳の女性が全身強打で死亡。他の同乗者2人も骨折などの重傷を負った。また、もう一方のクルマを運転していた女性と、同乗していた4歳の男児も打撲などの軽傷を負っている。
現場は見通しの良い交差点だが、双方とも交差点手前までに減速した形跡はなく、衝突直前まで40km/h以上の速度を維持していたものと考えられている。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故の当事者の回復を待ち、詳しく事情を聞く方針だ。