マイナーチェンジを行なった日産『フェアレディZ』。北米ではコンバーチブルの販売が約4割を占めているが、国内では2割程度に過ぎない。
フェアレディZの開発責任者を務める、商品企画本部 湯川伸次郎さんは「北米ではフェアレディZのコンバーチブルは、BMW『Z4』やポルシェ『ボクスター』を競合車種としています。その中でも、フェアレディZはもっとも売れているオープンカーとして人気を集めています。フェアレディZのオープンカーは、ほかのクルマにはないスポーティ感と独得の質の高さを持っていますので、もっとコンバーチブルも売れて欲しいと思っています」
「ワタシ自身も今までクーペに乗っておりましたが、マイナーチェンジを機に新しいロードスターに買い換えることにしました。自分で乗って宣伝しようと思っています(笑)。クーペはMTで乗っていましたが、今回はATを選びました。やはり、この組み合わせが、いいのではないかと思います」とコメント。
実際にフェアレディZのコンバーチブルは、リアルスポーツカーのテイストを残しながら、優雅な雰囲気も持ち合わせている。マイナーチェンジよって、足まわりも改良されているので、ボディの揺れなどが気にならなくなり、快適性も高まっている。
また、70年代のS30時代に流行したマルーンのボディカラーを思い出させる、プレミアムミスティックマルーンという新色も追加されている。このマルーンのボディカラーをまとったフェアレディZのコンバーチブルは、まさにオトナが乗るにふさわしい一台といえそうだ。