我々はどこまで行けるか? ---BMWデザインセミナー

自動車 ビジネス 企業動向
我々はどこまで行けるか? ---BMWデザインセミナー
我々はどこまで行けるか? ---BMWデザインセミナー 全 6 枚 拡大写真

去る20日、東京・六本木ヒルズ49で、BMWグループ・デザイン・ディレクターのクリストファー・エドワード・バングル氏による、「プレミアムカー市場で勝ち続けるBMWのブランド戦略/デザインが顧客にもたらすブランドバリュー」と題するセミナーが開催された。

「我々はどこまで行けるか? UTOPIA 2.0と言えるような所まで飛躍できるか? とどまってはいけない」と常に変化することの大切さを話す。

「そのためにはクライアントも巻き込み、コミュニケーションをとり、世界を広げよう」。たとえばBMWグループでも「2輪デザインチームはかつて別ビルに居たが、今では2輪も4輪もミニもロールスロイスも、ドアを開け、お互いにやっていること分かる状況でデザインをしている」と解説。

「他社ではアイコンとなるような製品は1つだが、BMWは『3シリーズ』、『Z4』、『X5』、『GS』と3つも4つもある」とBMWブランドの強さにも触れた。

講演後のオーディエンスとの対話で「今回のモーターショーで、最も印象的だった1台を上げて下さい」と言う質問に、「それはフェアじゃない。私はBMWもミニもロールスロイスも2輪のデザイン全てを見ているし……。ただ今回のショーのクルマ達は、70年代頃の古いイタリア車のような、活き活きとしたデザインがよみがえってきた気がする。ただのレトロじゃなくてね」とその印象を答えてくれた。

会場はビジネス・経営関係者、自動車メーカー社員、自動車評論家、デザイン評論家、カーデザイナー志望の学生などで満員になり、30分以上とられた対話の時間もあっという間になくなるほど、質問が飛び交う熱いセミナーだった。

《松本明彦》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. トヨタの新型EV『アーバンクルーザー』をくまなくチェック!…詳細画像記事ベスト5 2025年上期
  4. マイバッハ初の2シーターオープン「SL 680 モノグラム」米国発売へ、約3315万円から
  5. スズキの人気トールワゴン『ソリオ』開発責任者が語る、「顔だけじゃない」マイナーチェンジの真価
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る