「ロボットの安全規格」トヨタの井川専務が特別講演

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「ロボットの安全規格」トヨタの井川専務が特別講演
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トヨタ自動車の井川正治専務は2日、「2005国際ロボット展」で特別講演を行った。テーマは「トヨタパートナーロボット--トヨタパートナーロボット開発と万博出展ロボットの技術について--」。会場には約1000人が集まり、ときどき言葉に詰まる井川専務の話を熱心に聞いていた。

井川専務はまずトヨタのロボット開発の歴史について触れ、1980年代の産業用ロボットから現在の人と共生可能な知能化ロボットへ開発が進んできたことを説明した。

これからの日本は高齢化がさらに進み、労働人口も減少してくる。そして、その日本のロボット技術は世界でもダントツ。それだけに今後ロボットに対するニーズもますます増えてくる。

「トヨタのパートナーロボットの特長は、人の優しさや賢さを併せ持つロボットで、(1)適用に応じた多様な形、(2)人と同じように道具を使う」と井川専務は語り、現在開発中のロボットをスライドで紹介した。そのロボットはジョイスティックで自在に跳ぶことができるもので、その跳ぶ距離は40ミリ。しかし、まだ片足とのことだ。

このようなパートナーロボットは早く世の中に出て役に立ってもらいたいものだが、そのためには安全性の問題が不可欠だ。「まだロボットに関する安全の基準がないんです。一番進んでいる日本が中心になって早急に安全規格をつくっていく必要がある」と井川専務は強調する。安全性の規格がないと、なかなか一般の顧客には売れないというわけだ。

2005国際ロボット展:東京ビッグサイト、11月30日−12月3日

《山田清志》

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