12月20日で、ETC前払い割引制度の前払い金の受付が終了する。ETC前払い割引制度は、前払い金の金額に応じて、割引が受けられる制度。5万円で8000円の割引を受けることができる。
5万円、3万円の高額ハイウェイカード(ハイカ)の廃止が決まったときには、ハイカユーザーがETCに乗り換えたものだ。実際、販売停止と使用停止の月には、前月よりもETCセットアップ件数が上回った。
前払い割引制度に伴い、それと似たような制度は、マイレージサービス。高速道路の利用金額に付与されるポイントを貯め、その貯えたポイントに応じて、割引が受けられる制度。5万円分、高速道路を利用すると、8000円の割引を受けることができる。
割引金額という点では、ETC前払い割引制度と同じサービスをユーザーは受けることができるが、高速道路をあまり利用しないユーザーからするとサービスの低下になりそうだ。
前払い割引制度ならば、5万円を前払いすれば、8000円の割引が即受けられるのに、マイレージサービスの場合には、同額の割引を受けるためにまずは5万円分高速を利用する必要がある。ユーザーによっては、かなり時間がかかる。
しかも、旧日本道路公団の3社はポイントを合算できるが、他の高速道路会社のポイントは合算できない。また、自らポイントを使うことを申し込まずに、2年経つとポイントが失効することにも注意が必要だ。