札幌の一酸化炭素中毒死、排出ガスの流入経路は?

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北海道警は12日、札幌市西区内のアパートで11日に発生した一酸化炭素中毒による死亡事件について、現場となったアパートの検証を実施した。駐車場からアパート室内への空気流入などを調べている。

北海道警・札幌西署によると、この事件は11日の午後4時ごろ発生している。札幌市西区二十四軒4条6丁目付近のアパートで、1階部分の駐車場に止めたクルマの中で一酸化炭素中毒で死亡したとみられる男女2人の遺体が発見された。後の調べで、クルマの排出ガスは長時間に渡ってアパートの2階と3階部分に流れ込んでいたことが判明。3階に住んでいた22歳の女性も巻き添えとなって死亡している。

12日に行った現場検証では、駐車場からの排出ガスが流れそうな箇所のチェックを中心に行った。これまでの調べでは駐車場の天井付近に配置され、2階と3階に伸びている水道管の周辺の隙間と、構造材である石膏ボードの隙間を通り抜けた二つの可能性があることがわかった。

警察では発見当時と同じく、駐車場のシャッターを閉じた状態で排出ガスに見立てたスモークを炊き、煙がどのように流れていくかを調べていく方針だ。

《石田真一》

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