時効3カ月前に容疑者逮捕…福岡・桂川のひき逃げ

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2001年3月、福岡県桂川町内の町道で発生した死亡ひき逃げ事件について、福岡県警は14日、業務上過失致死容疑で20歳の男(事件当時は15歳少年)を逮捕した。時効まで残り約3カ月となっていた。

福岡県警・飯塚署によると、問題の事故は2001年3月4日の午前5時30分ごろに発生している。桂川町内の町道で近くに住む75歳の女性がクルマにはねられ、大動脈断裂などを原因とする出血性ショックが原因で死亡した。容疑車両は現場から逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが物証に乏しく、道路交通法違反(ひき逃げ)については2004年3月に時効が成立していた。

警察ではその後も地道な捜査を続けていたが、最近になって「当時15歳の少年が軽ワゴンを運転中に起こした」という情報が寄せられた。警察では周辺人物から任意による事情聴取を続けていたが、13日夕方に「もう逃げきれない」として、20歳の男が同署へ出頭。容疑を認めたために業務上過失致死で逮捕した。

業務上過失致死の時効は2006年3月で、あと3カ月を残すのみとなっていた。警察では「そう簡単に逃げられるものではない」とコメント。他の未解決事案の解明にも全力を尽くしたいとしている。

《石田真一》

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