15日朝、鳥取県鳥取市内の国道9号線で、対向車線側に逸脱した普通トラックと、路線バスが正面衝突する事故が起きた。この事故でトラックを運転していた55歳の男性と、バスの女性客2人が軽傷を負った。
鳥取県警・鳥取署によると、事故が起きたのは15日の午前8時40分ごろ。鳥取市福部町付近の国道9号線で、55歳の男性が運転する普通トラックが湯山トンネルを出た直後に凍結路面でハンドルを取られ、そのまま対向車線側に逸脱した。この直後、対向車線を順走してきた全但バスが運行する路線バス(湯村バスターミナル発、JR鳥取駅行き)と正面衝突した。
このバスには当時、乗客乗員合わせて12人が乗っていたが、このうち女性客2人がシートから投げ出され、腰や頭などを打つ軽傷。トラックを運転していた男性も頭などを打撲する軽傷を負っている。衝突部位が左側だったため、バスの運転手にケガは無かった。
現場は片側1車線の直線路で、トラックの進行方向に向けて緩やかな下り坂となっている。事故当時はシャーベット状の雪が1cmほど積もり、その下は完全に凍結していた。警察ではトラックが凍結した路面にハンドルを取られたものとみている。