【ダイハツ エッセ 発表】傾いたバックドアは格好だけではない

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【ダイハツ エッセ 発表】傾いたバックドアは格好だけではない
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ダイハツ『エッセ』(19日発表)のバックドアは大きく傾斜した、軽セダンには珍しい小粋なデザインだ。その分、犠牲になっているのはラゲッジルームの広さ。スーパーやホームセンターなどでのちょっとした買い物には十分だが、ミニバンモデルはもちろん、同じセダンの『ミラ』と比べても狭い。

が、このバックドアの傾斜、デザインのためだけではない。垂直に近い他の軽セダンのバックドアに比べて最初から少し持ち上げられたような位置で停止するため、軽い力で持ち上げることができるのだ。また、スイング角度が小さいため、後方のスペースが狭い駐車場などでも開けやすいという。

実際に開閉させてみたが、ダイハツが主張するメリットは十二分に体感することができた。荷室容量の大きさというスペックより日常の使い勝手を重視ているという点で、この傾斜バックドアもユーザーフレンドリーなエッセの個性の一端といえるだろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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