【インプレ'05】熊倉重春 レクサス『GS』見慣れるにつれて実感する存在感

試乗記 国産車
【インプレ'05】熊倉重春 レクサス『GS』見慣れるにつれて実感する存在感
【インプレ'05】熊倉重春 レクサス『GS』見慣れるにつれて実感する存在感 全 1 枚 拡大写真

最初は印象希薄だが、見慣れるにしたがって存在感が濃くなる。内に秘めた静かな力量ということか。とにかく全体どこにも破れ目がない。さすがに、これまで培ってきたトヨタのクルマ作りの集大成だけのことはある。

乗ってみても、とくにこれといって大声で驚く部分はないが、総合的に見てメルセデス『Eクラス』やBMW『5シリーズ』と互角に勝負できる水準にある。そのうえ統合シャシー制御(VDIM)など、電子立国ニッポンらしい特技もちゃんと持っているのがマル。でも、後発としてヨーロッパの高級車界に挑戦するなら、運転席まわりの装置など、もっと思い切って次世代的に突っ走ってほしかった。このままだと、BMW のiドライブより古く見えてしまうかも。

それより期待したいのは、06年に発売予定のGS450h(ハイブリッド)だ。3.5リッターエンジンなのに、モーターとの協同作業で普通の4.5リッター並みの性能を持つというのが車名の由来。でも実際には5リッター級を凌ぐという噂もある。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

熊倉重春| モータージャーナリスト
東京・焼け野原の戦後第一期生。25年間クルマ雑誌に勤めて何でもやったので、フリーのジャーナリストになった今でも何でもやる。いや、クルマのことなら何でも首を突っ込みたがる。今最大の関心事はエネルギー問題。

《熊倉重春》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る