21日未明、福岡県穂波町内の国道200号線で、走行中の軽自動車に対して後続の乗用車が追突し、2台とも大破する事故が起きた。この事故で双方の3人が死傷しており、警察では事故に至る経緯や衝突速度を調べている。
福岡県警・飯塚署によると、事故が起きたのは21日の午前0時40分ごろ。穂波町太郎丸付近の国道200号線で、44歳の女性が運転する軽自動車に対し、後ろから走ってきた38歳の男性が運転する乗用車が追突した。
この事故によって双方のクルマは原型を留めないほどに大破。軽自動車を運転していた女性が胸部強打で死亡したほか、助手席に同乗していた45歳の女性が頭を強く打つなどして重体。乗用車を運転していた男性も右足の骨を折る重傷を負った。
現場は片側2車線の見通しが良い直線区間。追突された側だけではなく、追突した側のクルマも“くの字”に変形するなど車両の被害が甚大なことから、警察では100km/hを大幅に超える著しい速度超過状態で追突した可能性が極めて高いとみて、追突した側のクルマを運転していた男性の回復を待ち、業務上過失致死傷容疑で詳しく事情を聞く方針だ。