単独事故を誘発…飛び出したクルマの運転者逮捕

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23日午後、神奈川県津久井町内の町道で、21歳の女性が運転する乗用車が道路右側の壁面に激突。鼻骨を折る重傷を負う事故が起きた。警察ではこの事故を誘発させたものの、現場から逃走したとして46歳の男を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

神奈川県警・津久井署によると、事故が起きたのは23日の午後0時15分ごろ。津久井町鳥屋付近の町道で、21歳の女性が運転する乗用車が道路右側にある民家のブロック塀に激突する事故が起きた。クルマは衝突によって中破。運転していた女性は鼻骨を折る全治1カ月以上の重傷を負っている。

当初は単独事故とみられていたが、女性は「突然出てきたクルマとの衝突を回避しようとして塀に衝突した」、「クルマはそのまま逃げた」と証言。警察では衝突事故を誘発したクルマが存在するものとみて調べを進めたところ、現場近くに住む46歳の男が容疑に関与したと断定。道交法違反容疑で逮捕した。

事故当時、男の運転するクルマは現場近くの駐車場から発進した直後だったが、この際に安全確認を怠って町道に進出したため、女性のクルマと衝突しそうになったらしい。こうしたケースでひき逃げが適用されるのは珍しいが、警察では「救護義務を怠ったのは事実」として逮捕に踏み切ったようだ。

《石田真一》

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