【トヨタ bB 新型発表】音×光×まったりの変化球勝負

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【トヨタ bB 新型発表】音×光×まったりの変化球勝負
【トヨタ bB 新型発表】音×光×まったりの変化球勝負 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車は12月26日、ベーシックカークラスのトールワゴン『bB』をフルモデルチェンジ、第2世代モデルへと進化させた。新型bBのテーマは「音×光×まったり」。

先代モデル譲りの箱型ボディによる巨大な室内空間を、ハイパワーなオーディオシステムと11カ所に設置されたイルミネーションによって、さながらクラブへと早変わりさせる。TVやトヨタの特設サイトで「ミュージックプレーヤー発売」という新型bBのティーザーキャンペーンが流されていたが、まさにその言葉通りのコンセプトである。

クルマといえば、これまでは移動することが最大の機能目標で、オーディオはいかに高級なものであろうとも、脇役的存在だった。新型bBは走行性能や安全性など、クルマに要求される機能はきちんと持たされている。が、コンセプト上はそれらの機能はあくまで脇役。主役は音と光と“まったり”なのだ。

最近の若年ユーザーのクルマ離れは著しい。クルマは走ってナンボという既成概念をくつがえし、クルマ型ミュージックプレーヤー、移動式クラブというコンセプトで、その若年ユーザーたちを刺激するというのがトヨタの狙いだ。単一メーカーとしては、世界でも圧倒的に最多のモデルラインナップを誇るトヨタならではの、大胆きわまりない変化球と言えよう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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