【トヨタRAV4 創った人】その2 ミニバンにも負けないユーティリティ…佐藤通彦チーフエンジニア

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタRAV4 創った人】その2 ミニバンにも負けないユーティリティ…佐藤通彦チーフエンジニア
【トヨタRAV4 創った人】その2 ミニバンにも負けないユーティリティ…佐藤通彦チーフエンジニア 全 7 枚 拡大写真

新型『RAV4』のチーフエンジニアを務める佐藤通彦さんは、RAV4の前は北米生産のミニバン、『シエナ』の製品企画に携わっていた。そのため、新型RAV4にはミニバンを思わせるようなユーティリティがいたるところに用意されている。

佐藤さんは「新型RAV4にはミニバンから乗り換えていただいても、不満の出ない居住性とユーティリティが実現できていると思います」と語る。では、そのミニバンにも負けないユーティリティというのは、どのあたりに表現されているのか。

「まずは、ボディサイズです。今までのRAV4は、少し居住空間が狭いとのご指摘がユーザーの方からあり、それを改善するために、このサイズを選びました。このパッケージにしたことにより、室内の居住性は大幅に向上しました」

「その上で、リヤシートにはシートスライドやリクライニング機構を設け、多彩なシートアレンジを可能としています。また、ラゲッジスペースを広げるために、リヤシートを前方に可倒するときも、座面が沈み込んで完全にフラットになるようにしています」とコメント。

確かに、新型RAV4のシートアレンジやラゲッジの使い勝手は、ミニバンにも負けない優れた機能性を持っている。その上、インテリアもSUVでありながら、質感が高くまとめられている。

とくに全車に採用されるオプティロンメーターや、左右独立温度調整式のオートエアコンも、このクラスのSUVとしては贅沢な装備だ。

その上で佐藤さんは「ユーティリティはミニバンライクに仕上げていますが、インテリアの特徴でもある、センターパネルの部分はSUVらしく力強いデザインにしています。見た目はSUVらしく、使い勝手はミニバン並みというわけです」と説明する。

確かに新型RAV4には、今までのSUVになかった、ユーザーフレンドリーな部分が多く、ミニバンユーザーが買い替えても、ユーティリティの面でガッカリすることはなさそうだ。そんなSUVができたのも、ミニバンの開発を経験した、佐藤さんの手腕が発揮されたからに違いない。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る